両眼の動きの
バランスが崩れると
二重に物が見えます
筋肉に指令を送る
・動眼神経
・滑車神経
・外転神経
10円玉サイズの目玉
その後ろを通ります

よく晴れた朝に
初冬の散歩道で
気が付きました

     
◯      

紅葉【最後の一葉】

拡大モノクロ写真は

葉を「瘤」に小枝を

「血管」に見立てた

検査画像のイメージ

 読影

「動脈瘤」一目瞭然

くも膜下出血する前

「未破裂」の直径は

年1mmペース肥大

まん丸1円玉サイズ
勝手に無くならない

コブは見逃せません
専門医に委託します

【硬貨の直径】 
50円玉の穴径   4mm 
5 円玉の穴径      5mm 
1 円玉の外径    20mm 
10円玉の外径 23.5mm
  【 目玉の直径   24.0mm 】
500円玉の外径26.5mm 


脳動脈瘤
「瘤が5円玉の穴より
    大きくなれば破裂の
         可能性がありました」
  「瘤が500円玉ほどに
     大きくて破裂しない
        ケースもありました」

今後が破裂しなくても
肥大停止は考えられず
神経圧迫強まるばかり
ダメージは計り知れず
出来る限り早く停止し
神経を守りたいところ
外転神経が伸び切れば
修復不可能で目戻らず
「手術を即決しました」
1日の猶予もないです


日本茶を淹れる

茶こし器は

目の荒いメッシュ

心臓疾患で使われる

血管を広げ補強する

ステントのようです

珈琲を淹れる

ペーパーフィルター

代用品

目の細かい

200メッシュの

茶こし器は

脳動脈瘤で使われる

ステントのようです

macaroni

ホース状の管が

頭の中に入ります
このままの形で
動脈を移動するには
無理があります
折り畳んだ状態で
動脈を通します
頭に到着
マジックのように
広がるマカロニ

太さ4mmのマカロニ
実際には
もっと薄く
もっと軽く
潰れない
溶けない
細いスチール製の
ワイヤーで
編み込まれたもの
筒の中で畳まれて
コンパクトです
目的の場所で筒を抜き
ワイヤーが開きます
徐々に筒が引かれ
筒を抜き切ると
マカロニ形状になります
これがステントです
((((((((((((((((((((

心臓から動脈が

枝分かれし全身を巡ります

手術は股から出発して

分岐を通過します

これは凄い遠足です

心臓を経由せず

目の裏を目指します

日程調整¹

放射線検査機リニューアル
旧式を最新にする
交換完了を待ちました
既に数週間稼働
問題なさそうです
順番が回って来ました
遅延した結果
対象の圧迫が
(推定0.1mm)
強くなります
大きくなれば

なるほど肥大
進度速くなり
恐らくもっと
大きく成った

にも関わらず
術前術中術後
この半年間の
破裂の危機を

通過しました

日程調整²

予定をすり合わせ
手術のために出張
その先生の来院を
待ちました
関連機関を応援する
専門医は忙しいです

その先生が発表された
論文を読みました
この動脈瘤

発生場所は

「脳下垂体と接し

 性ホルモンの

 影響が存在する

            と推察した」

とあります

研究対象の症例です

手術終了その直後
検査室を出て直ぐ

向いのロッカールームで
素早く着替え
メガネなく手ぶら

ジーンズにジャンパー

無言で立ち去る
今回のキーマンです

「病源の幸い」
瘤は分岐部になく

一本道の湾曲部に

正球形です

加えて

瘤の表面から出ている

血管がありません
瘤の付近から出る
細い血管もありません

更に

ラッキーなことは

コイルを使えない

状態で発見され

実際

コイルを使わずに

手術を終えました

折衷の可能性残し

手術を始めました

コイルを詰め込み

膨らんだままでは

意味がありません

萎むことが目当て

目の回復に望みを

つなげられました

日程は
バクチ

高い成功率です
医療機関によっては
「100%」
患者を選び危険回避
或いは
丁寧な仕事の積み重ね
誠実です
「萎む成功率は神経回復の
           確率ではありません」
数字が示す通り
大半は萎みます
主治医に
「手術は博打では
               ありません」
と言われました

どこで行うにしても
楽勝ではありません

手術を待つまでは

破裂しない保証はないです
精密検査は1分で一周する
循環血液に特殊な物質入れ
流れている時だけ
鮮明な画像が撮れます
瘤の内寸を計測できます
瘤の外寸
「どれくらい薄いのか」
厚みを計測できません
破裂が何時起こるか

予測不能です

破裂時の症状を伺いました

コール119番

その時は救急車を呼びます

施設の近くにいない時は

「ドクターヘリを呼びたい」

勝手には呼べないでしょう


手術承諾の書類には
輸血に関するものが
ありました
実行の可能性は
ZEROではありません
必ず「間に合う」    
「成功」に賭けました    

術前検査で状態を
全て把握しました

シミュレーション

できないながらも

勝算がありました

血管を通る長い旅
「山の谷間から        
ラインは一本     
分岐を複数通過 
川を進みます    
やがて開けた    
湖に入ります    

流れる川が湖へ
そして広い        
湖から出ます    

湖から                
流れる河が海へ
河に入ります」
海の前                
河に入ることが
目的でした        

『川から河に』
湖で右往左往し

舟を運べるかが

ポイントです    
この河川が動脈
    この舟がステント
    この湖が脳動脈瘤
破裂すれば       
血の海でした   

ワイヤー先端を

『川から河に』           
ここをハシワタシ
「先生の技術ですか」

「これは技術                

    ではありません」

モータースポーツに
熱狂した方は
よく理解できるかと
思います

1カーを操る天才       
レーシングriver   
アイルトンenna    

ミッションが故障し  

6速固定で残り7周   

トップをキープ         

   チェッカーフラッグを
受けました                
 (1991年ブラジルGP)

⬛    ⬛    ⬛    ⬛    ⬛    ⬛
⬛    ⬛    ⬛    ⬛    ⬛
⬛    ⬛    ⬛    ⬛    ⬛    ⬛
⬛    ⬛    ⬛    ⬛    ⬛
⬛    ⬛    ⬛    ⬛    ⬛    ⬛

⬛    ⬛    ⬛    ⬛    ⬛

⬛    ⬛    ⬛    ⬛    ⬛    ⬛
⬛    ⬛    ⬛    ⬛    ⬛

⬛    ⬛    ⬛    ⬛    ⬛    ⬛

これこそが技術です
マシーンのメーカー
製造技術も最高です

FDS
フロー・ダイバーター・システム

シンプルな丸い
ステアリングホイール
のような円盤ケースに
最新の治療キットが
収納されています
メーカーが世界中に供給
ノウハウを
全ての専門医は
共有できています

主治医が                

    セナに見えました

技術が異なるので

同一視できません

共通する資を一言

    上げると「クール」

冷静さになります

その姿を見ました

指導医が付くので

恐らく院内初術式

外科医だから器用

除けばこれが一番

その姿とは手術説明の際

サンプルの細小ステント
手に取り差し出されます

パソコンが載る机の下に

落としてしまわれました
ポールポジションならぬ

ホームポジションの姿勢

手を伸ばしてもなかなか

取ることができなかった
タイム競い合うことなく
椅子を引きスペース取り

身体を屈伸して潜ります

結局は取り上げられます

何度も何度もの所作拝見

「その動作に冷静さ」を

器用さに不安が見え隠れ
するにもまして感じます
ほんの一瞬の出来事です

強く印象に残りました!

新聞を定期購読

しないのに偶然

名だたる病院の

院長掲載記事に

目が止まります

その内容が偶々

本件のことてす

そこに登場する

主治医の氏名を

見付けました

実行
検査室で手術
「有線1m遠隔操作」
開始

仰向け右脚の右側に立ち

股の付け根に穴を開け
微弱な放射線による
透視画像を見て
確認しながら
侵入します
ガイドワイヤーと
マイクロカテーテルを
コントロール

体内に空気が入らぬよう

注射器で輸液を
(口元に弁があるのか)
チューブに注入しながら
そのチューブの中の
複数のワイヤーを
指で操ります
左手の親指と人差し指
右手の親指と人差し指

 🤏   🤌

摘んで入れ近づけます
摘まず離して戻します
左右に手を動かします

⇆ ⇆ ⇆

細心にして大胆に
留置ポイントで
ステントを広げます

↙↓↘

糸が吹き出して
クモの巣を張る
形状記憶された
幾何学模様です


道が狭い時
ステントを固定する時

バルーンを膨らませ

血管壁を圧迫します

5円玉の穴サイズが
接近して
1円玉サイズの近く

致命的な場所にあり

ダブルプレイが必要

『死因の消滅    

    生因の復活』

成るか成らないか
併殺は
規格商品の最長35mm
太さ約4mmのステント
50円玉の穴に通せない
サイズ1個で賄えました

脳動脈瘤2か所

Ω

Ω

 ステント

首根っこを                
塞ぐように留置する
その位置は                
    ほぼピンポイントです

挿入を全て抜き取り
穴を塞ぎました
【トータル2時間半】
圧迫止血して
終了
ICUに移動します


理屈からすれば
動脈瘤が起こり
難い状態でした
遺伝子由来か
ストレスか
原因は不明です
脂質は低く
常に低血圧
降圧剤投薬なし
隠れ高血圧なし
それにより術後
血栓が出来易い
萎むことを

より期待できます